【短編】婚活ウォー!?ズ!!

「お姉ちゃん、保育士の免許持ってるのにどうして空港のお土産屋さんに転職したの?」
「もちろん、既婚者としか出会わない保育士なんて無駄だから。空港なら出会いもあるし芸能人に会えるかもしれないし、喫茶店で暇してるイケメンは独身かもしれないし」

「……うーん。結婚はやっぱフィーリングだよう? 性格とか相性とか」

首を傾げておっとり話すその話し方は確かに可愛らしい。
が、女の私にはうざったらしいぶりっこにしか見えない。
私の前ぐらいははきはきトゲトゲ喋ればいいのに。

「ほほう。そんなに外国人のアレは良かったのか。何センチ?」
「お姉ちゃん!」

クッションを顔に投げつけられたが、ファンデーションが付いたら大変なので瞬時に叩き落とす。

すると呆れかえった顔の馨は、小さく『あっ』と呟いた。

「何? いるの?」

「いる。三件隣の『千葉』くん」
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