華麗なる国王の囚われ花嫁~若き絶対君主の一途な愛~
私は真っ白なドレスを着て、大聖堂の真ん中に引かれた赤い絨毯をアレックスと共に歩いている。
私の目に映るのは、側妃になったときの城の侍従達しかいない殺風景なものではない。
国内外から招待されたたくさんの貴族たち。
参列者は静かに私達の歩く姿を見つめていた。
厳かな雰囲気の中、神へと誓いを立てる。
互いの指に証である指輪を嵌め、そして唇を重ねた。
大聖堂中に響く、拍手と祝福の声。
その中でアレックスは私を見つめて、微笑む。
私もつられて微笑み返した。
「さて、これからが本番だな。お前を愛して愛して、心の底から幸せだと言わせてみせよう。覚悟しておけよ?俺の愛は重いぞ?」
「あら、なら勝負ね。私もこれからあなたに愛をあげるわ。分かっているでしょうけど、私負けず嫌いなの。あなたに負けないくらい、たくさんあなたを愛すわ」
その言葉に、アレックスはこれまでにない赤面を見せる。
そんなアレックスに、私は思わず小さな笑い声を漏らした。