あべこべの世界
こんなのじゃ全然リラックスできない。
わたしはデニムを諦め、グレーのニットのワンピースをクローゼットから取り出した。
どこも体を締めつけないらくな服。
孝志が来るから着替えるというより、休みの日にずっとパジャマのままいる自分が嫌だった。
それに慣れてしまったらかなりヤバイ気がした。
ブラシを通してない髪を、鏡ではなくテレビを見ながら無造作に束ねていると、玄関のチャイムが鳴った。
「開いてるー」
さっき冷蔵庫の中身をチェックしに行ったときついでに玄関のカギも開けておいた。
「今日はすごくいい天気だよ、敏ちゃん」
風と共に玄関のドアを開け孝志は入ってきた。
コンビニの袋を両手にさげ笑っている。
眼鏡の奥の細い目は切れ長とかいうイケてる感じではなく、開いているのか開いてないのか分からないような人の良さそうな垂れた細目。
団子鼻におたふくのような赤い小さいおちょぼ口。
そして顔全体あばただらけ。
不細工だ。
イケメンからはほど遠い。
でもこれが私の彼氏、孝志なのだ。
わたしはデニムを諦め、グレーのニットのワンピースをクローゼットから取り出した。
どこも体を締めつけないらくな服。
孝志が来るから着替えるというより、休みの日にずっとパジャマのままいる自分が嫌だった。
それに慣れてしまったらかなりヤバイ気がした。
ブラシを通してない髪を、鏡ではなくテレビを見ながら無造作に束ねていると、玄関のチャイムが鳴った。
「開いてるー」
さっき冷蔵庫の中身をチェックしに行ったときついでに玄関のカギも開けておいた。
「今日はすごくいい天気だよ、敏ちゃん」
風と共に玄関のドアを開け孝志は入ってきた。
コンビニの袋を両手にさげ笑っている。
眼鏡の奥の細い目は切れ長とかいうイケてる感じではなく、開いているのか開いてないのか分からないような人の良さそうな垂れた細目。
団子鼻におたふくのような赤い小さいおちょぼ口。
そして顔全体あばただらけ。
不細工だ。
イケメンからはほど遠い。
でもこれが私の彼氏、孝志なのだ。