夢から醒めた夢



私を跨いでいた中で、器用に私の足を左右に開いてその間に入る。

視線は、私から外さず。

そのうち、彼の手が私の体を這い始める。

背中の方からゾクゾクしてくる。

これは、完全にヤバイヤツだ。

急いで止めようと、彼の体を手で押さえる。

だけど、すぐに手を取られて、両手を頭の上にして彼に捕まれる。

そして、彼は片手で器用に脱がし始める。



「ちょっと待ってっ。何やってんのっ」

「もう遅いから。ちょっと、黙って」



そう言って、私の口を彼の唇で塞ぐ。

その間にも、彼の手は動き続ける。


遅いって何⁉って言いたいけど、口を塞がれていては何も言えない。

手も押さえられては、もう何も出来ない。

唇が離れたかと思えば、顔が近いままふっと笑う。

それが、なんとも色っぽい。

イケメンは、自分の使い方を分かっている。

私の心臓は、否応なく高鳴る。

それを知ってか知らずか、彼の唇は私の首筋を通って、下に向かっていく。




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