彼と恋のレベル上げ(10/6おまけ追加)
黙々と狩り続けて3時間。

今狩っているモンスターを倒せば

たぶん

きっと……



フトモモ天使: 100になりました!!

雪姫:゚+。(ノ´∀`)ノ《ォメデトゥ》。+゚

CUBE: 100おめ!

スーラ: おめでとう^^

マッド: おめー

フトモモ天使: ありがとうございます!



♪~ピロン~ピロン~ピロン~

立て続けにポストに受信が三件。


予告どおり、キューブさんからはLV100の銃
雪姫さんからはLV100の鎧
もちろんどちらも高精錬
それとスーラさんからは回復POT1000個



フトモモ天使: みなさんありがとうございます!大切に使わせていただきます

マッド: え?なになに?俺だけ仲間はずれ?ちょっと待って



♪~ピロン~

で、マッドさんから届いたのは強化用の食料。
いや、1万個って……
こんなに使いきれる気がしない



マッド: ごめん、そんなのしかなかった^^;

フトモモ天使: いえー気を使わせてしまって。ありがとうございます!

雪姫: じゃあモモちゃん生着替えお願いします^^

CUBE: ドキドキ

スーラ: ワクワク



とりあえず頂いた銃と鎧を装備
攻撃力と防御力が格段に上がってそれだけですごく強くなった気分
いや、実際強くなったんだろうけどそれは戦ってみないとわかんない
そうなると他の装備も欲しくなるっていう物欲が……



CUBE: おーいいねぇ

雪姫: うん 似合ってる^^

フトモモ天使: あとの部位は頑張ってそろえます!ありがとうございます!
 


みんなにおめでとーって言ってもらって
プレゼントまでもらって
ほんとみんないい人たちで
すごく嬉しいんだけど


……何か足りない


“何か”なんてわかってる

一番応援してくれた、彼がいないから





その日も私がログアウトするまでの間にジュンさんが現れることはなかった。
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