俺様野郎とパシリなあたし






その後はと言うと、ほとんど記憶がない。


劇が無事終わったのは確か。


だけど、あの時の蓮の目が忘れられなくて…


どうしちゃったのあたし。


「あー!もうやだ!」


おさまらない胸のドキドキを振り払うかのように。


あたしは白雪姫の衣装を脱ぎ捨てた。


こうなってしまえば、あたしの感情は、ドキドキからイライラへ…






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