ケーキ屋の彼
「わあ、みんな楽しそう」
買い物を終えて帰ってきた柑菜は、食材を冷蔵庫にしまいながら、海で遊ぶ4人を見ている。
「僕が入れておくから、先に行って」
「いいんですか?」
「うん」と言う秋斗に、柑菜はぺこっとお辞儀をして外に走って行った。
「みんなー」
「柑菜!」
洗礼とでも言うかのように、櫻子と亜紀は柑菜に向けて海水を掛ける。
柑菜はそれに反抗し、思いっきり2人に向かって大量の水を掛けた。
「きゃーずぶ濡れだよもう!」
亜紀は怒ったふりをするも、この充実した日々の笑顔の方が増さってしまう。
すると、油断している柑菜の後ろに涼がスタンバイをし、「柑菜」と声をかけた瞬間、思いっきり顔に水を掛けた。