ケーキ屋の彼
「この後どうする?」
亜紀は、アーモンド入りのヌガーを片手に、不特定の人にそう聞く。
みんなは、クッキーやマドレーヌを食べながら考えている。
「そういえば、この近くに緑地の散歩コースがあるの。そこをみんなでゆったりと歩くなんていかがでしょう」
「それいいね」
櫻子の提案に、秋斗が賛成する。
他のみんなも、「うん、いいと思う」と口を揃えて言った。
柑菜は「せっかくだし、このお菓子も持って行きません?途中で休憩しながら食べるのもいいと思うし」と言う。
それにも、みんなは首を縦に振った。
櫻子はキッチンからバスケットカゴを持ってきて、お菓子をそれに入れる。
それを見た涼は「俺持つよ」と、櫻子からカゴを受け取った。
それぞれ、この暑さ対策用に帽子や飲み物を持つと、準備は整い6人は玄関を出た。