君を愛していいのは俺だけ
回を重ねるごとに、だんだん陽太先生のことを知れるのが嬉しかった。
身長が百八十二センチもあると聞いて、身内にはいない高身長の彼を思わず見上げたり、実家住まいで彼女はいないと聞きだしたりもした。
陽太先生の授業の日は、朝から機嫌がよかったから、母親にも気持ちがバレていたと思う。
それを恥ずかしいと思う隙もないほど、私の毎日は陽太先生一色になっていった。
もちろん、テストにも懸命に取り組んでいい成績が残せたし、私が陽太先生に恋をしていることを親も咎めなかった。
高校二年の冬。
これ以上片想いを続けられないほど気持ちが溢れてしまって、思い切って告白をしようと決めた。
いつも通りに授業で来訪した先生と、自室でふたりきり。
ドキドキする鼓動の音が、先生にも聞こえてしまっているんじゃないかと思うほど、耳の中で響いていて。