【完】溺愛飛散注意報-貴方に溺れたい-


こんな、私は感情は知らない。



こんな、私は気持ちは分からない。



いつも。

そう、いつも…必要とされた事なんてなかったから。


両親は、自分達の生活を謳歌することに夢中で、まるで私の存在なんてないも同じだった。



だから、歌う事で、自分を発散させようとしてきた。


表現しようとしてきたんだ。


まさか、それを掬い上げてくれる人が現れるなんて思ってもみなかったけれど。

それでもいつか誰かの心の中に、自分の放つ言葉が、言霊となって積もってくれたら…そう思ってた。

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