同居相手はまさかの!?
(ムカつくー!)

そしてあたしは渡されたぞうきんをパッと取り上げ、机を拭いた。


ほんっと何なの!?人の事からかって!


…でも笑った顔初めて見た。


って何ちゃんとキュンとしてるのあたし!


相手は悪魔なんだから!



そしてしばらくして掃除が終わった。


「ハアー…終わった…。あー…。なんか腹減ったな…。」



気づけば19時を回っていた。



やっぱ、料理はあたしが作らないとダメだよね?


あたしはぞうきんを洗った後、手を消毒しキッチンに向かった。


(エプロン…エプロン…あった!)


そしてあたしは、近くにあったエプロンを着てリボンを結んだ。


キュ


その時、藤堂君が口を開いた。



「…何、あんたが作んの?」


あいにくあたしは料理が得意じゃない。


でも…料理を作るのは女の仕事だもんね…。


「そうよ!!悪い?」


「別に。じゃ、よろしくー。」


そう言って、悪魔はスマホを弄り始めた。


(うう…。緊張する…。)


そしてあたしは料理を始めた。

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