同居相手はまさかの!?
「次は、昆布と味噌汁とかつおぶしと豆腐と長ネギだな…材料あるか…?」


そう言って、藤堂君は冷蔵庫を開けた。



「あった、あった」


そして、昆布、味噌、かつおぶし、豆腐、長ネギを冷蔵庫から取り出した。


「じゃあ、味噌汁な…まず、昆布を鍋に入れて…。」 


そう言って順番に味噌汁の作り方を教えてくれた。


不思議…。


ただ、料理を作ってるだけなのにこんなにドキドキする…。


「おい、集中しろ!」


「ご、ごめんなさい!」


…相変わらず毒舌だしスパルタだけど…。


でも…。


約束…守ってくれたんだよね?



「よし、良い感じだな。…飲んでみろ。」


そう言って、藤堂君は小皿を取り出し、お玉で汁をすくいあたしに渡してきた。


あたしは渡された汁を飲んだ。


「!!美味しい!」

かつおだしから取るお味噌ってこんなに美味しかったんだ。

そして藤堂君も飲んだ。


「…うん。うまい。…やるじゃん。」


「ありがとう!藤堂君のおかげだよ!」


その時藤堂君の顔が赤くなった。

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