同居相手はまさかの!?
【友也side】

茉莉が朝食を食べながら泣いていた。


最近はびっくりしたけど、


俺は涙を流す彼女に我慢できず、気づけば頭をポンポンしていた。


…ほっとけなかった。



泣いている彼女の姿を…。


でも俺は彼女に嘘をついてる。


…最低な事をしてる。 


本来俺は、彼女に手を出してはいけない…。


でも…彼女と一緒に同居してると


作った壁を壊そうとしてる自分がいる。


…絶対ダメなのに


その時


♪〜♪〜♪

スマホが鳴った。


『…はい。ええ…。分かってます。
…失礼致します。』


この電話が来るたび、俺は現実に戻される。



そうだ…。


茉莉にとって俺は今、婚活のイベントで知り合った


…ただの同居人の相手だ。


それ以上でもそれ以下でもない…。


そして…俺からしたら、

彼女はただの…餌なんだ。


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