同居相手はまさかの!?
(呼び止めてどうすんのよあたし…。)


「何?」



「あたしも行く!」


…は?あたし、何言ってんの?


藤堂君はびっくりしていた。



「…何で?」 


(そりゃあ、ビックリするよね…。)


「いや、そのあたしも…同居人だし…。一人で任せるのは…。」


うん、大体合ってるよね。事実だし。


「…ふーん。」



「な、何?」


「…それってデートに誘ってる?」


そう言って藤堂君はいつもの黒い笑みで笑った。


「ち、違うよ!同居人だから!」


「ふーん…ま、良いけど。俺も欲しいのあるし…。

じゃあ…近くのショッピングモールでも行く?」


「え!?」


「嫌なら良いけど。」


「い、行く!」


「…じゃあ、用意しといて。」


「あたし、服自宅にあるから取ってくる!」


「分かった。」


そしてあたしは、一旦自分の部屋に戻った。


パタン


(う、嘘見たい…!やった!デートだ!)


その時ウキウキした自分がいた。



そして、あたしは着替えをすませ、自宅に服を取りに帰る為、部屋を出た。





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