同居相手はまさかの!?
【茉莉side】

「そこまで知ってるなら教えてやるよ。俺はスパイだ。
あの家に監視カメラが付けられてる事も最初から知ってた。
茉莉に近づいたのもずっと会社の指示でやってただけ。
つまり演技。」


「そ…んな」


…じゃあ今までのも全部?


料理を教えてくれたのも…?


ワンピースをくれたのも…?


「じゃあ…あたしに料理を教えたのも…?
ワンピースをくれたのも…?」


「そうだよ。全部演技。
けど茉莉、中々落ちねーもん。」


そう言った高杉君の目はもう感情のないアンドロイドだ。


「どうして…。あたしの前に現れたの?」


「…憎かったからだよ。。」


…え? 


憎い…?


「違うな。正しくは【茉莉の家】かな。」


あたしの家…?


「俺は復讐をする為に茉莉に近づいた。
けどもうバレてしまった以上、ゲームオーバーだな。」


そう言って高杉君は、スーツのポケットから封筒と鍵を出した。

「知ってしまった以上、茉莉もこんな奴と同居なんて出来ないだろ?
俺達Destinyの社員からでもリタイアの場合、同居相手にメールを送れる。
後は茉莉が今ここに鍵を入れてポストに入れたら俺の役目は終わり。」


そう言ってカウンターに置いた。


「俺は出ていくから。…会社ももうすぐで辞めるから」


これで本当に終わりなの…?全部…?


「またな、茉莉。今までありがとう」


高杉君はそう言って、お金を置いて出て行った。


カランコロン







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