同居相手はまさかの!?
「はあ…」


溜め息をついてたその時、


「お!どうした?溜め息なんかついて。」


見覚えのある声が聞こえた。


振り返ると菅原課長が立っていた。



「菅原課長!おはようございます!」


「はよー」


菅原英治《すがわらえいじ》


35歳

営業第3課の課長。


あたしの憧れの上司だ。


仕事が早くて、部下思いでとても優しい。


「小野田が溜め息なんて珍しいな。」


「いや…その…あはは…。」


「最近、頑張りすぎじゃないか?頑張ることは良いことだけどあんま無理するなよ?」


「ありがとうございます!!でも私、仕事好きなので!」


「はは。良いことだな。ほれ」


そう言って、菅原課長はあたしに何かを投げた。


…コーヒー?

「おじさんからのご褒美、たまにはちゃんと休めよ。じゃあな」


そう言って菅原課長は去っていった。


「ありがとうございます!」


あたしは貰ったコーヒーを飲み、再び仕事に戻った。



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