同居相手はまさかの!?
「結構、賑わってんな。」


振り返ると仁君が立っていた。

「仁!」


「仁君!」


「茉莉さん、友也結婚おめでとう。」


「ありがとう!」


「ありがとな。」  


「最初、本当友也が心配だったよ。
…お前すぐ一人で抱え込むしよー。」 


「お前には、たくさん迷惑かけたな。」


「ああ…本当にな。」


「おい。」  


「茉莉さん。」  


「ん?」


「友也を救ってくれてありがとな。
あんたには本当、感謝してる。
あの日、あんたがウチのBARに来てくれなかったら
今頃、友也は道を踏み外していた。」 


「…仁君。」


「…友也を救ってくれて本当にありがとうございました。」


そして仁君は頭を下げた。

 
「…仁、ありがとうな。」 


「落ち着いたらさ、ウチでまた二人で呑みに来いよ。
その時は奢るからさ。
じゃあな。」


そう言って、仁君は去って行った。

あたし達は仁君の後姿を見つめていた。

その時、
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