同居相手はまさかの！？

そして、和也さんが立っていた後、あたし達は話をしていた。

その時


「…小野田。」



「茉莉さん。」


菅原課長と万里亜さんが駆け寄ってきた。


「菅原課長と万里亜さん…！」


「あんた…。」


その時友也は菅原課長を睨んでいた。


だけど、菅原課長はそんな友也をスルーしていた。



「結婚おめでとう。」



「…ありがとうございます。」


その時


「茉莉さん、本当にごめんなさい！」


万里亜さんが頭を下げた。


「万里亜さん…。」


「あの後…栄治と話し合ったわ…。
私…本当にあなたを苦しめて…。
あんな事までして…。
本当に、本当にごめんなさい…。」



「もう良いですよ。」



その時菅原課長が口を開いた。


「あの後、万里亜と話し合ったんだ。
そしてお互い、言いたい事を言い合った。
俺も…だめな所はあったしな…。
だから俺達もう一度…やり直す事にしたんだ。」




「…そうだったんですね。」






「…友也君。」


その時、菅原課長が友也に近づいた。



「…何だよ。」





「…小野田を泣かせないようにね？」


「うるせーよ…。」



(…何話してるんだろ？相変わらず仲良いな…。)



その時



「万里亜！」



声がした。


姉さんがあたし達の所に走ってきた。



「…友莉。」


そして姉さんは頭を下げた。


「万里亜…今まで本当にごめんなさい！
私…。あなたを応援すると言ったのに…。
本当に…なんとお詫びをすれば良いか…。」


その時万里亜さんは黙っていた。


「……。」


「許されないのは分かってる！…でも…！」



「…さない。」



そして口が開いた。


(…万里亜さん？)



「え？」



「…許さない。」




「…そ、そうよね。」



「…幸せにならないと許さないから。」




「え？」



(万里亜さん？)


「正邦さんと幸せにならないと私、許さないからね！
もう気にしてないわよ！
私には英治がいるもの！
だからあんたも幸せにならないと許さないから！」



「万里亜…。…ありがとう…。」


そして姉さんは万里亜さんに抱きついた。



「もう！何泣いてんのよ！！」



パチパチパチパチ



「わああああー！」



「良かったね。」


「ああ。」


(姉さん…。万里亜さん…。)


色んな所で過去という概念が徐々に時離れていく…。