同居相手はまさかの!?
そして、これまた会場に着くと人が溢れかえっていた。


「何これ…」


これ全員人!?


…全然胡散臭くないじゃん。


「茉莉、こっち!」


「う、うん!」


人混みを駆けていたその時、


ポロ


頭に付けたコサージュを落とした。


「あっ…」


拾わなきゃ!


その時


白い指筋の長い手が見えた。


(あたしの…コサージュ…)


「…どうぞ。」



そう言って、眼鏡をかけた男性が拾ってくれた。


「あ、ありがとうございます!」


あたしは眼鏡の男性にお礼を言い、そして会場に向かった。
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