タイムリープ
私は正面の自動ドアを抜けて、病院の中に入った。外のうだるような暑さから一転、病棟は冷えた空気が全体に漂っていた。
私の体に流れていたじめじめとした汗も、一気に引いた。
「涼しい」
薄いピンク色の唇を開いて、私は本音を漏らした。
一階の受付には大勢の人が椅子に座って待機しており、事務職の若い女性がパソコンに向かって忙しそうにキーボードを叩いてる。
「あの、すいません」
私は、受付の若い女性に近づいて声をかけた。
「はい、なんでしょう?」
キーボードを叩くのやめた若い女性事務職の女性は、私に視線を移した。
「こちらの病院で入院している清水美和子の娘なんですけど、母は何階で入院しているか調べていただけませんか?」
「少々、お待ちください」
そう言って若い事務職の女性は、再びパソコンに視線を移してキーボードを慣れた手つきで叩き始めた。
点滴につながれたまま、病院内を歩く入院患者の母嫌とそれをサポートする、若い看護師の女性と大学生ぐらいの優しそうな娘さんの姿が私の瞳に悲しく映った。
ーーーーーーもっと、お母さんに優しくしておけばよかった。
私とは正反対の母と娘の温かそうな親子関係を見ると、切ない気持ちが波のように押し寄せてきた。
私の体に流れていたじめじめとした汗も、一気に引いた。
「涼しい」
薄いピンク色の唇を開いて、私は本音を漏らした。
一階の受付には大勢の人が椅子に座って待機しており、事務職の若い女性がパソコンに向かって忙しそうにキーボードを叩いてる。
「あの、すいません」
私は、受付の若い女性に近づいて声をかけた。
「はい、なんでしょう?」
キーボードを叩くのやめた若い女性事務職の女性は、私に視線を移した。
「こちらの病院で入院している清水美和子の娘なんですけど、母は何階で入院しているか調べていただけませんか?」
「少々、お待ちください」
そう言って若い事務職の女性は、再びパソコンに視線を移してキーボードを慣れた手つきで叩き始めた。
点滴につながれたまま、病院内を歩く入院患者の母嫌とそれをサポートする、若い看護師の女性と大学生ぐらいの優しそうな娘さんの姿が私の瞳に悲しく映った。
ーーーーーーもっと、お母さんに優しくしておけばよかった。
私とは正反対の母と娘の温かそうな親子関係を見ると、切ない気持ちが波のように押し寄せてきた。