タイムリープ
「捨ててないというのなら、お母さんはなんていうの?自分が苦しいときに、私は友だちと楽しく遊んでたんだよ。怒らないの?」
私は、まくし立てるように早口で言った。
母親に、怒ってほしかった。これ以上、母親に優しくされると、今までの私の行いがみじめに感じる。
「だってこうして、大阪までお見舞いに来てくれてたでしょ。梢」
「え!」
目を細めていう母親の言葉を聞いて、私は驚きの声を小さく漏らした。
「ど、どういうこと?お母さん」
私は、かすれた声で訊いた。
「本当に捨てたという人は、わざわざ病院まで会いに来ないわよ」
「お母さん……」
にっこりと優しく笑う母親の姿を見て、私の涙腺が崩壊した。瞳に涙が一気にあふれ、頬に冷たいしずくが伝う。
「それに、梢のことは怒らないよ。だって、私たち親子。家族……でしょ」
そう答えたとき蒸発した父親のことを思い出したのか、母親の瞳に悲しい色が浮かび上がった。
私は、まくし立てるように早口で言った。
母親に、怒ってほしかった。これ以上、母親に優しくされると、今までの私の行いがみじめに感じる。
「だってこうして、大阪までお見舞いに来てくれてたでしょ。梢」
「え!」
目を細めていう母親の言葉を聞いて、私は驚きの声を小さく漏らした。
「ど、どういうこと?お母さん」
私は、かすれた声で訊いた。
「本当に捨てたという人は、わざわざ病院まで会いに来ないわよ」
「お母さん……」
にっこりと優しく笑う母親の姿を見て、私の涙腺が崩壊した。瞳に涙が一気にあふれ、頬に冷たいしずくが伝う。
「それに、梢のことは怒らないよ。だって、私たち親子。家族……でしょ」
そう答えたとき蒸発した父親のことを思い出したのか、母親の瞳に悲しい色が浮かび上がった。