タイムリープ
私はショルダーバッグを手に持って、外に出かけた。外に出ると、うだるような暑さが京都の街を支配していた。

青ガラスのように澄み切った空には雲一つなく、降り注ぐ太陽の光が眩しい。
四方八方から聞こえる、蝉の鳴き声。正午に近づくに連れ、ぐんぐんと上がる街の気温。

京都の街を歩く人々の姿も、夏服に変わっていた。
涼しげなノースリーブのワンピースを着た女性や、無地の白Tシャツを着た男性。

私は額から流れ出した汗を手の甲で拭って、待ち合わせの京都駅に向かった。
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