*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
「取るよ……どうしたらいい?」


その瞳から"全て預けて……" そんな心の声が、聴こえてきそう。


「……後ほんの少しだけでいい。抱いていて」


瞬間、もう一度長い腕でくるまうように強く抱き寄せられ、体中に先輩の男らしい体を感じて、先輩に溶け込んでしまいそうな気がした。

……離れたくない。

このままこの腕に抱かれていたい。


「他には? 今、俺に出来ることなら何でもする」


……帰りたくない。

そう言ったら、朝までこの腕の内に抱いていてくれる?
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