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レオが獣みたいにアタシを揺らしながら
欲を満たしていく。

アタシはこんな時でさえ
レオのカラダに感じてるフリができる。

レオが果てて、アタシを抱きしめる。

「あ、まだ言ってなかったね。

あけましておめでとう。

今年もよろしく。」

アタシはそれを聞いて泣いてしまった。

レオとアタシの生活はこれで終わりだ。

「ごめん…本当にごめんなさい。

アタシ…レオとはもう…」

レオは何も言わず
アタシの言葉を最後まで待っていた。

「レオとはもう…これで終わりにしたい。」

「もしかしてタクミのせい?」

何も言わないアタシに
レオは何度も問いかけた。

「向こうでタクミに会ったんだな?

何された?

タクミなんだろ?

昔からキョウはタクミなんだろ?」

レオは狂ったように大声で叫んだ。

アタシは床におデコをつけて謝り続けた。

「謝って済むことじゃない!

別れない、別れないよ。」

「それでレオは幸せ?」

「幸せじゃなくてもいい!

キョウだけ幸せになるつもりなら
俺はキョウを絶対許さない!」

こうなることは何となくわかっていた。

だから切り出せなかった。

レオはきっとタクミを選んだアタシに執着すると思った。

それは愛じゃなくてレオのプライドだということも
アタシにはわかっていた。










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