☆真実の“愛”―ただ、愛してる―3
「お前、高校はどこ行くの?」
季節は、中学三年生の夏。
そろそろ、高校を考えなければならない時期。
俺に至っては決まっているから、決める必要はないんだけど。
「頭良い高校行くんだろ~?別々になっても、友達だからな!」
「うん」
友達と呼ばれるものにそう言われ、俺は笑った。
(これは、本当の友達なんだろうか……?)
心の中で、そう思いながら。
本当の友達なんて作れる環境じゃなかったから、わからない。