☆真実の“愛”―ただ、愛してる―3
□沙耶side■




真っ昼間から響き渡ったその声は、御園の人間を驚かせ、次の瞬間、黒橋グループの一人娘こと黒橋沙耶は、家を飛び出して行った。


「奥さま!」


驚きつつも、呼び止めようとする使用人を振り払い、


「私は、奥さまじゃなーい!!」


そんな、叫び声を残して。


しかし、ここは、御園本家。


家の中はもちろんのこと、庭はめちゃくちゃ広い。


町一個分と言っても大差ないほどの大きさであるがゆえ、庭でですら、車移動である。


つまり……


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