☆真実の“愛”―ただ、愛してる―3
「そうか?」
「相馬は、みんなに甘えすぎ。みんな、人が良いから……まぁ、あんたは頑張りすぎだし、頼るのは良いことだけどね?頼る方向性が違う」
「……」
「相馬も遊べば?」
私の言葉に無言になった相馬は、悩んだ結果、
「お前と二人で過ごしたいから、いーの」
と、言いやがった。
「……良くないでしょ」
「おい、一ヶ月ぶりだぞ?夫を甘やかせ」
「え、やだ」
私の返答に苦い顔した相馬は、
「お前はそういうやつだもんな……」
と、呟いて。
「逆に、何を私に期待してるの?」
「いや……別に」
私は首をかしげて、彼の瞳を覗き込んだ。
……いつもの、私たちの会話である。
「お望みなら、何でもするよ?」
「何でもとか言うな。ろくでもないことを頼むぞ」
「別に、あんた相手だったら、何でも良いよ?」
心からの言葉である。
相手が相馬だったら、私は何でもできる気がする。
すると、相馬は顔を背けて。
「勘弁してくれ……」
と、言ったっきり、口を開かなくなってしまった。