俺だけのLovelyメイド
その時、頭の中で上手く言い逃れが出来る作戦が思い浮かび、ゆっくりと口を開いた。



「……そ、それは言えない」



「なんで?わかるんだろ?」




さっきと同じように、またニヤリと笑って、東條はあたしの髪の毛に触れた。

思わず、ドキッとしてしまう。


だけどすぐに気を取り直し、言葉を続けた。



「だって東條の性格から見て、絶対当たってても違うって言いそうだもん‼
だったら、絶対当たらないに決まってるから言わない……っ」




なんて言いながら、なんであたし顔が赤くなってきてんの!?


──その理由は、一つ。



あたしの髪の毛の先に触れていた東條の手がだんだんと上に上がって来て、いつの間にかあたしの頬に触れていたから。


真っ赤になっているだろうあたしの顔を見て、東條はまたふっと笑った。
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