俺だけのLovelyメイド
「あ、これは……」



あたしが何かを言おうと、口を開いた時。

東條が手を伸ばし、グッとあたしの肩を掴んで引き寄せた。




「みんな知ってると思うけど、コイツ俺のだから。
……誰も手ぇ、出すなよ?」




にっこりと、笑ってそう言う東條。

多分いつもの爽やかスマイルじゃなくて……あたしに見せる、小悪魔みたいな笑顔。



次の瞬間。
うるさいくらい大きな叫び声が、耳に響いた。

……うちのクラスの女子の叫び声。



東條はあたしの身体を引き寄せたまま、ニコニコと笑顔を浮かべている。

……あ、悪魔だ。



この男、悪魔に違いない。

縁も、呆れたような表情でため息をついている。



だけどあたしは何も言えず、ただ黙って縁に視線を送っていた。

……あたしは悪くない‼
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