俺だけのLovelyメイド
「返事は?」



あたしの顔を覗き込み余裕そうな笑みを浮かべる東條に対して、あたしの顔はきっと真っ赤になっているだろう。




「う、……うん」



強がって返事をしてみせたけれど、内心かなりドキドキしていた。

あたしの顔を見て、東條はクスリと笑う。




「それなら、別に他の人にバレたって全然問題ねぇだろ?」




もう一度、くしゃっとあたしの頭を撫でると東條は教室のドアを開けた。


ざわざわとした教室。

耳にうるさく響くその音が、一瞬で静かになった。




「蘭?……それ」




その沈黙を破ったのは、縁。

縁は東條のほんとの性格を知ってるから、心配してくれてるんだろう。


普段の表の東條だったら、爽やかキャラだし、絶対人前でこんなことしそうにないもん。
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