俺だけのLovelyメイド
「……秋月?」


その時。
後ろから聞こえた、声。

なんか、聞き覚えのある……




「いっ……生嶋くーん‼」



「うわっ!?」



涙目で振り向いたあたしの後ろにいたのは──……


マイベストフレンド‼の、生嶋くん。

……あり得ないくらいに、ひきつった表情を浮かべているけれど。




「うわっ、おま、引っ付くな‼
離ーれーろっ‼」



「生嶋くーん‼ここどこー!?」




当然、ここはバスの中で。
周りからは、ちらほらと冷たい視線が飛んで来ている。

そんなのお構い無しに、あたしはガバッと生嶋くんに飛び付いた。



無理矢理身体を引き剥がされて、あたしははっと我に返る。




「い、生嶋くん‼
手伝って、お願い‼」



「……はあ?」
< 238 / 320 >

この作品をシェア

pagetop