冷愛冷涙-Reiai Reirui-
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練習を始めて早いもので一週間が経った。
2週間後には文化祭本番だ。
「愛、もうそろそろ誕生日だろ?」
5月21日は私の16歳の誕生日。
「何で蒼汰が知ってるの?」
蒼汰には教えてなかった気がするんだけどなー…。
「悠里に聞いた。21日お祝いしてーなって思って」
お母さんの仕事の都合で誕生日を一人で過ごすことも多かった。
「いいの?」
「あぁ。愛ん家でパーティしたいんだけどさ」
パーティ……?
嬉しい…。
今まで誕生日パーティなんてしたことがなかったから…。
「ありがとう…」
声が震えてるかもしれない。
「嫌?」
「ううん!そんなことない!本当に嬉しいの!」