冷愛冷涙-Reiai Reirui-
『もしもし、愛?どうしたの?』


「お母さん…。あのさ、明日病院に行きたい…」


『病院?なんで?』


「最近、体調がおかしくて」


『そう…。わかった。じゃあ明日行こうか。今は大丈夫なの?』


あきらかに心配だという口調に変わったお母さんの声を聞くと、胸が痛かった。


「今は大丈夫。それじゃ、お仕事頑張ってね。おやすみ」


『うん、おやすみ。体調悪くなったら電話するのよ??』


「はーい」


お母さんの優しさに胸が温かくなったのと同時に、痛くもあった。
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