冷愛冷涙-Reiai Reirui-
**
待ち時間はあっという間に過ぎていった。
何かを話すわけでもないのに、何となく安心できる空気感だった。
「あっ!!」
ハートのゴンドラだ!
「冷!ハートだよ!」
私たち上手く行くんだ!
早く乗りたくて冷の手を引っ張って乗り込む。
「……よかったな」
ハートのゴンドラは、他のゴンドラと違って席が向かい合わせになってない。
隣同士。
観覧車だから、狭いし、かなりの密着具合だ。
ドキドキする…。
「………緊張する」
こんなに胸がドキドキすることを経験するとは思わなかった。