ガキ大将が王子さま
丸みおびていて、可愛らしいふんわりシルエットの上下スーツを選んで着てみた。


普段着ているファストブランドなんかと違って、着心地がよい。

そういえば、会社面接のときにって、母親が用意してくれたのも、ここのブランドで、受ける会社のを着て行くのが礼儀なのよと言われたっけ!
あのときのと、あまり違いない着心地な気がする。


お母さん、奮発してくれたのかな?


そんなことを思いながら、ピンクベージュのスーツを着た。


うわぁ~、値札とかついてないなんて、いったいいくらするんだろ?
きっと、私が普段買ってるのと全然違う値段なのは、間違いないわよね。
それにしても、お兄ちゃんてかなりのお金持ちなの?
いったいどんな仕事してるんだろ?


そんなことを考えていたら、更衣室のドアがノックされた。


「はい、どうぞ!」


返事をすると店員さんとお兄ちゃんが入ってきた。


「お~、妃真は、明るい色合いが似合うな!」


お兄ちゃんに、まじまじと見られてなんだか、恥ずかしい!


少しモジモジしてる間に、お兄ちゃんが洋服を選んで店員さんに何か言ってる。





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