ガキ大将が王子さま
なんて、一息ついていたら洋服がなん着も揃えて用意された。
「ご用意できましたが、ご試着なさいますか?」
「そうだな、なん着か試着してみようか!」
なんて言いながら、服をえらんでいる。
ま、待って…
試着って、この高級品を?
私が戸惑っていると
「いいから、試着しておいで。着てみないとよさがわからないよ。」
そんなこと言われて、試着室に連れていかれる。
「着替えを手伝おうか?」
涼しい顔でそんなこと言うお兄ちゃんに絶句してしまう。
「そんな顔をしないで、冗談だから、着替えたら見せてね。待ってるよ。」
お兄ちゃんは、そんなこと言いながら、試着室をでて行った。
そんな試着室なんだけど、普段入ったことのある半畳くらいの広さと違い、普通に私の部屋と同じくらいの広さがあるんじゃないかと思うくらい広い。
ハンガリーラックがあって、そこに先ほど選んだ服がならべてある。
服を並べてくれた店員さんが、着替えを手伝おうとしてくれたのを、断って一人ため息をつきながら鏡をみてる。
お兄ちゃんが、待ってるからとりあえず早く着てみよう。