ガキ大将が王子さま

朝、目が覚めたら涙を流していた




(あ~、懐かしい夢を見ちゃった)


そう、叫んでいたのは、夢の中

遠い過去の現実



小さいとき、まだ小学生になったかどうかくらいのときのことだ。


近所で仲良くしていたお兄ちゃんが引越しをしたときのこと


私は、暴君で界隈のガキ大将だったお兄ちゃんが大好きで、いつもくっついて歩いてた。


なぜかお兄ちゃんは、私にだけ?すごく優しくしてくれてた。


お兄ちゃんが迎えにくるからと言ってくれたのは、私のことをお嫁さんにしてくれると言っていたからだ。






その言葉を信じて彼氏もつくらずに待っている。





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