上司な彼とルームシェア
脱プラトニックへ
今日は金曜日。

「えぇーっ、まだしてないんですか?!」

「だっ、声が大きいからっ!」

結実と私は例の創作居酒屋で飲んでいた。
今日は俊哉は北支部に急遽ヘルプに行っていて遅くなるらしい。今の北支部長が体調を崩したらしい。

「もう、付き合い初めて1ヶ月は過ぎてますよね?ほぼ同棲してるようなもんなのに……。」

あれから結実には俊哉の家でルームシェアしていることも彼女の厳しい追求により、吐かされた。

「まぁ、他のルームメイトもいるしさ。タイミングっていうか……」

「まぁ、この辺りにラブホとかも無いですしねぇ…。あぁ、でもデート帰りとかに誘われたりしないんですか?」

「最近デートしてないし。遅くなって二人で帰るのも、ね……」

「失礼ですけど、中学生か!ルームメイトの人も皆知ってるんでしょ?別に恥ずかしがることじゃないじゃないですか、いい大人なんだから」

「まぁ……」

「生殺しですね、可哀想に……」

「…すみません」
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