鉄仮面女史の微笑みと涙
「大目に見ろ……?ふざけるなっ!!」


俺の大声にびっくりしたのか、加納は目を丸くして動けないし、秘書の野上は飛んできた
それに構わず俺は加納を殴りたいのを我慢して続けた


「彼女を人生を弄び、傷つけ、どん底に突き落としたくせに、大目に見ろだ?どの口が言ってんだ?あ?てめぇなんか社会的に抹殺しようと思えば簡単に出来んだぞ。それをしないだけありがたいと思え」


加納を突き放すと、そのまま力なくへたり込んだ


「彼女への罪滅ぼしに慰謝料300万は払ってもらおう。もし支払いが滞ったら給料差し押さえてでも払ってもらうからな。それでも嫌ならすぐに警察に被害届を出すから覚悟しとけ」
「で、でも、借金が……」
「自分で蒔いた種だ、自分で返せ。それが出来なきゃ自己破産でもなんでもしやがれ。いいか、よく聞け。もし行方をくらましてみろ。地獄の果てまで追いかけてやる。分かったか!」


加納は震えながら何回も頷いていた
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