キミへ告げる想ひ
「あります。

私、小学生のときからずっとダンス習っているんです」


「そうか…。
嬉しいけど、でももう人数が限界なんだ。

だからこれ以上増やすのは…」


「やっぱりダメでしたか。お忙しいところすいませんでした」


そう言って彼女は頭を下げた。


「こちらこそ、期待に応えられなくてゴメン」


そして、彼女は体育館を出て行こうとした。


けれどもすぐに彼女はこちらを振り返った。
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