キミへ告げる想ひ

3,

家に戻ると、六人はUNOをして遊んでいた。

真紗実の言っていた通り他の四人も

桂碁が華のことが好きだということを知っていたみたいで、

この日は華と一緒に寝ることになった。


もちろん嬉しかったが、いざ一緒に寝ることになると

彼女の体温が服越しに伝わってきていて

しばらくの間、お互い無言のままだった。


「桂碁どうしたの?」


華の声で頭を上げると心配そうに華が覗き込んできた。                        
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