狂愛彼氏
席について、ホッと息を吐くのも束の間、ガシッと肩を掴まれた。
「随分な社長出勤ですねぇ――」
「あ、愛麗さん……」
「メール無視なんて良い度胸してますよ」
メール………そういえば、携帯一切みてなかったわ
そっと体をずらせば、当たり前のように私の隣に愛麗は腰を下ろした。
授業開始まで後10分。
「心配したんだけど?」
ジロッと睨まれて私は、空笑いをする。
「ごめん、携帯放置してた」
「ふーん………もしかして、疾風さんとずっと一緒だった?」
耳打ちされて、私は、赤面してしまった。愛麗は、ほほぉ、とニヤリと笑う。
「なるほどねー」
「………まぁ、」
「ヤったんだ?」
「!!??」
バッと愛麗を見れば意地悪い笑みを貼り付かせて私を見ている。