狂愛彼氏


ドロロロ……とBGMが流れる。


ヒッと息を飲んだ。


「あれ、井戸からニュッて出てくんだよ。怖くない」


何時のタイミングかは分からないけどな。


(それが一番怖いんじゃないか)


ふるりと体を震わせる。
一歩一歩井戸に近づいていく。
なるべく井戸によらないように端を歩いて………悲鳴と共に勢いよく井戸から姿を現した。


『キャーーー』


「きゃあぁぁぁ!!」



出たー―――!!、と私は、目を瞑り、疾風に抱きつく。


「わ、」

「もうイヤだ――!!」


首がとれそうな位に振って私は、涙が出そうになるのを必死に堪えた。


「遥、機械だから」

「無理無理!!」


機械でも人間でも怖いのは変わりない!


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