私の恋した誘拐犯【完】
たくちゃんはその選手に余裕の笑みを見せる。



点数差は0。



残り時間1分。



最後の最後までたくちゃんは走り続けた。



鳴り響く電子音。



試合は終了し、2点差でたくちゃんのチームが勝利。



私は安心して膝から崩れ落ちていった。



「わ、ちょ、ちぃ大丈夫?」



「ちょっと今日は…精神的にキツかったね…」



ははは、と笑う私に莉奈も「そうだね」と苦笑いを零す。
< 314 / 530 >

この作品をシェア

pagetop