私の恋した誘拐犯【完】
私はゴクッと唾を飲み込むと、ゆっくり口を開いた。



「わ、わた…私も……、」



ずっと言ってきたのに



「私も……っ」



何度も何度も言ってきたのに



「洋くんのこと……、ずっと…っ」



こういうときに、なかなか言えないなんて。



「ず、ずっと……」



洋くんはあんなに綺麗に言ってくれたのに。
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