護衛の私と主人の君と
あっ、そうだ。



「雪様」



雪「ん?」



「今日からは、雪様が離れろと言っても、私の視野が届く範囲しか離れませんので」



雪「ん?うん」



「ですから、率直に申し上げますと、昌様と2人きりで居たとしても、他の誰かだとしても、ほとんどの

場合、私は近くに居ると言うことですので、御理解を」



雪「うん」



………ホントに分かってるのだろうか。



と、



昌「雪ーっ!」



と、後ろから走ってきた昌。



昌「ちょっと走ろうぜっ!」



と、昨日と同じように離れようとする昌。



けれど、私は視野内に居てくれれば良いので、普通に歩く。



すると、



雪「ちょっ、昌待って!」



と言った雪様。


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