また内緒の話
両親とひかりには来那の記憶のことを話した
1ヶ月しか記憶が残らないことと
悪化することはないということ
だからこそ俺がそばにいてあげたいということ
全部話すと
ひかりは「マジで?」と軽く流してたが
両親は重く捉えていた
「子供が出来たらどうするの?」
とか
「律の人生であと50年あるとして
そのうちたったの1年だから
生半可な気持ちじゃだめだってことわかるよな?」
とか
俺は何があっても離れないって決めていたけど
両親の不安は多かったみたいだ
でも俺はやるしかないと思って居る
なんでかわからないけど
自分でもおかしいと思うくらい来那のことが好きで
どんな来那でも受け入れられる自信しかなかった