また内緒の話
とりあえず俺は出勤の時間になるまでタバコを吸うことにした
あ、そうか、
まだこの子未成年だよな?
「あ、ごめん、タバコ大丈夫?」
と、来那ちゃんに聞くと
コクンと二回頷く
て、店長……早くきてくれ…
この子しゃべってくんない!
とりあえずこのまま喋らずにいると
また誰かが入ってくる
お?店長かな??
と思って思い切り振り返ると
本間が居た
なんだおめーかよ
「おつかれさまです」
「はーいおつかれ」
といつものように微妙な雰囲気が流れる
くっそー
なんか苦手なんだよなーこいつ
まあいい
てかどうでもいい
この気まずい雰囲気から脱出するために
俺は仕事に向かう
まあ多分必然的に来那ちゃんに教えるのは俺になるであろう
その時に仲良くなればいいんだ!
とりあえず仕事中の店長に挨拶
「店長おつかれさまでーす」
「おーおつかれー
どうだった?新入りの子」
「いやーなかなか喋ってくれないんですよー
どうしたもんですかねー」
「そんなん飲みに誘ってガーッ!ってやってホテル行ってガーッ!ってやればいいんだよ」
「宛にならないっすね笑」
店長はめちゃくちゃいい人だ
明るくて優しいし、人の話を親身になって聞いてくれる
「まあまあー若いうちしか出来ないんだから
経験しときなってことだよ」
んーーまあ女遊びっていうのはやっといた方がいいのかな?
と思ったがまあ高校の頃に付き合った彼女とはあんまり長続きしなかったからなー