また内緒の話
「ぶふぅーー!!」
俺は内緒にされた無様な本間が面白おかしく思えて来た
ざまあみろ!お前には秘密なんだよ!
と、思っていると勢いよく本間は振り返り
「なんだよ」
と睨んできた
「なんでもないですよ」
俺はあしらうように返事をすると
本間は聞こえるようにため息を吐いた
それがかっこいいと思ってんのかよクソ野郎が!
俺は本間のため息を無視して来那ちゃんの方へ視線を移す
「さあ!俺が仕事の内容教えるから
来那ちゃんも付いてきてねー!」
来那ちゃんは嫌そうな顔を浮かべてまた首を2回縦に振る
俺には相変わらずか…
「まあ!最初はレジからやるのと
あとカバーの作り方教えるね」
わざと俺は明るく振る舞う
負けねーぞ俺は!