何度だって、君に好きと伝えよう。
✱✱✱






倉庫に着くまでも、着いてからも片時も私のそばから離れない愛叶。






「悪い、紘奈。隣にいてやってくれるか?」

「もちろん。」







離れていく翔くんの後ろ姿を見て、そっと涙を流す愛叶。




だけど、私は何も言わない。

…暴走族の女になるってそういうことだから。



ただ無事を祈るしかない。
私たち女に出来ることなんて祈るほか無い。
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